寛永雛のお顔 寛永雛のお雛様の顔は、面長のふっくらとした顔の表情を大事にして、衣装も膨らみを持たせました。かといってお雛様が古くさくならないように衣装の色彩など要所に、金沢の金箔を使うなどしてあでやかさを出すようにしています。 桧扇を持った女雛は、お顔立ちがふっくらとして小さめの口をしていわゆる引目かぎ鼻の特徴を持つ顔になっております。ほっこりとした優しい顔にしています 袖を広げ綿入れの袴を丸く膨らませているのが特徴です。全体的な色調はピンクに近い赤で、袖の色に紫や緑を織り交ぜてアクセントにしています。高さは6cmです。 男雛は束帯姿で面長な顔をしたのが特徴で高さは8cmです。 穏やかな表情で頭の烏帽子は金沢金箔仕上げにしています。 女雛に比べて、男雛は緑を基調とした色にして、赤系の敷布と対比するようにしています。つまり、雛人形全体が揃った時に、下に敷いた赤やピンクの布と程よいバランスになる様にお雛様の色調と敷き布の色調を調整しています。 三人官女の拡大写真で大きさは6,5cm余りで向かって左手に座るために、やや中央の方に目を向けています。また、持っている道具類は三人とも全て金箔仕上げにしています。 中央にたつ官女は座って、金箔仕上げの三方を持っています。高さ5cm です。 五人囃子は、5人すべての衣装を違えています。こうすることで雛壇に変化と動きを与えます。1番左は、歌を囃子です。烏帽子と扇子は、金箔仕上げです。 二番目は、横笛を持ち歌い手の横でメロディーを奏でます。烏帽子と笛は金箔仕上げです。 三番目は、小鼓を持った囃子でやや中腰で鼓をたたいています。烏帽子は金箔仕上げです。 四番目は、大鼓でひざの上に鼓を持ち演奏しています。烏帽子は金箔仕上げです。 五番目は、太鼓で座ってリズムをとっています。囃子は右から歌い手、笛、小鼓、大鼓、太鼓と、右に行くほど大きい音になっています。烏帽子は金箔仕上げです。