【小さき物の世界】について

雛人形【小さき物の世界】が出来上がるまでの思い出
【小さき物の世界】は、十数年前に愛媛県の今治市でやった
個展で木材の端切れで小さな箱を作り、中に雛人形1組を入れ
た作品を作った事がこうした作品の最初かもしれなません。
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箱に入った雛(今治市、個展作品)
それ以降、頭のどこかに「箱と組み合わせた雛人形を作ってみ
よう」という意識がありました。
そこで木工所に桐箱で「ラーメンの出前で使う引き上げ式の箱」
を作ってもらい、3段飾りを入れてみました。これが正式に作
った【小さき物の世界】のオリジナルでしょう。そのころは箱に
雛道具を使うとか、長持ちを使ってお雛様セットを作るまでには
至っていませんでした。
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桐箱の箱に入ったおひな様
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そのスケッチ
もともと私たち日本人には、盆栽や根付け、印籠といった細工物を作って競い合ったり、見せ合うなどして楽しむ文化が、江戸の昔から根強く残っていて、小さい物を愛でるDNAが潜在意識として持っているようで、小さい物を見ると、つい「可愛い」と言ってしまいます。こうした物は昔に限らずIPOTや小型ラジオなどにも、小ささに対してのこだわりと愛着があるように思います。私も骨董店で明治の頃に作られた雛道具を見た時、作りの精巧さやバランス感覚のすばらしさに感動しました。昔の職人こんな小さい雛道具にも、心を込めた仕事をすることで雛人形を引き立てていたのでしょうか。
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皇居の盆栽

ある晩、オークションで求めた雛道具を部屋に置いて見ていると、その家具の周りに、お雛様がいるような気がして、急いで内裏雛や三人官女を作って置いてみました。すると、今までは古びて見えていた家具が、雛壇や屏風の役目をして、輝きを取り戻して来たように感じました。
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雛箪笥
そこで、こうした古い雛道具と私が作った雛人形と清家にその家具にあう布を1つ1つ作ってもらい、組み合わせたセット試しに新宿の伊勢丹百貨店に出してみると、中高年の方には懐かしさとして、若いお母様方には、アンティークな雛人形として好評を得る事が出来ました。それから本格的にこの【小さき物の世界】のシリーズを作ってみることにしました。
伊勢丹にて(中央が小さき物の世界、初出品)
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新宿「伊勢丹」の展示風景 花・井上千穂
その年の師走だったでしょうか、大阪の朝日新聞の方から電話がかかってきて「あなたの小さい雛人形を新聞に掲載してもいいですか」という問い合わせがありました。反対する理由もなかったので了承すると、その電話があって3ヶ月もしたでしょうか、自宅の電話が夕方から鳴り始め「新聞で見ました、手のひらサイズのお雛様はありますか」という電話が殺到しました。東京、横浜、北海道、島根と地域は全国に渡って掲載されたようです。私も新聞を取り寄せてみると「段飾り置きたいけれど、、、、収納しやすさ、、、手のひらサイズの雛人形」などと私の雛人形が紹介されています。
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問い合わせの多かった方は、初節句を控えた若い方ではなく、中高年のお母様やおばあちゃんからが圧倒的に多く、「自分の部屋に飾る自分のためのお雛様欲しかった。」そうです。インターネットによる販売が中心の陰に、本当はこんな雛人形が欲しいけれど見る事が出来なかった方からの反響には驚きました。この後、私はこの注文に対応するために骨董店などで同じ雛道具を探して、3ヶ月間かかっておばあちゃんの元へ届けました。


それ以降【小さき物の世界】に使用する雛道具を購入してみると、尾張徳川家の雛壇飾りを見ても解るように、小袖箪笥、長持ち、挟箱(はさみばこ、旅行の際に衣装などを収めて運ぶ為の入れ物)などの組み合わせで出来上がっている事に気づきました。
また、作られた時代も明治、大正、昭和と幅広い時代に作られていて、時には江戸の後期作られた、工芸品といってもおかしくない物まであります。
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尾張徳川家の雛道具
そうした古い雛人形の調度品は、一度拭きあげ傷みを修理して、きれいにして時には黒ずんだ部分は金箔を施したりして輝きを放ってくれるようにリメイクします。
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こうして出来上がった美しい雛道具あるいは小箱などを、テーブルに1つ1つ並べて、その道具にあう雛人形や屏風を私が1つ1つ作ります。時には雛人形以外の小さい貝合わせ(幅1cm)を作る時は、小指で中に胡粉を塗ったり、メガネをかけて花の模様を描いたりしています。清家(布担当)さんにはテーブル上の雛道具に合わせて布を切ってもらったり、新に染めて雛壇などの布を作ってもらいます。
出来上がった雛人形セットは、そのままテーブルの上でデジカメで撮影してホームページ上に掲載させていただいています。
ホームページに1つ1つの【雛・小さきものの世界】を紹介しています
御注文のカートについて
 20101209_1684429このカートをクリックしますと、番号が付いた雛人形のセットが出てきます。基本的には私の工房で在庫している物を掲載しています。中には売約済みの物や季節によってはギャラリーやデパートに出ている物もございますから必ずお問い合わせ下さい。すぐに在庫を確認してお知らせします。また、売約済みの物でどうしても欲しい方は、同じ物を探して作る事も出来ますので問い合わせ下さい・
20101209_1684430をクリックしていただくと、右の方にカートの中身が出てきます。
20101209_1684431を押していただくと、右に合計金額と、左に住所、電話などのお届け情報を記入していただく事になります。
ここでお客様にはみかわ工房よりプレゼントがあります。一つお選び下さい。
そして、全てが決まりましたら「オーダー送信」ボタンを押していただく事で、みかわ工房にその情報が送られてきます。もし、送った後で間違っていたり、変更が出てきた場合は
この20101209_1684416に書き込んで送ってください。変更は可能です。
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現在みかわ工房のお支払い決済は、以下の3つの方法がございます。
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●ゆうちょ銀行 728 0186973 藤原美術研究所(銀行から振り込めます)
●送料(送料は金額が3万円以上はサービスさせていただきます。)+代引き手数料(600円程度)でご入金を確認次第、発送させていただきます

お問い合わせ
なるべくこのぺージで皆様に【雛・小さきものの世界】のすばらしさをお伝えしようと努めていますが、疑問な箇所や聞いてみたい事がありましたら、このみかわ工房への問い合わせでお聞き下さい。
雛人形「みかわ工房」 代表 藤原了児
電話 097-545-7662

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