金沢の金箔

このところ毎日のように「貝合わせ」を工房で少しずつ描いています。
今日も関東の方から、お孫さんへ初節句の祝いに「貝合わせ」の注文がありました。お客様は貝合わせの在庫のページから御注文された事を聞いて、ホームページをあらためて見るとページが長く更新していなかったので、再度撮影しました。20101209_1684600

撮影していて自分で書いていうのも変ですが、窓の外の光を受けて輝く金箔の色は本当に綺麗で、ため息が出てしまいます。
また、描いていて自分としては同じ気持ちで書いていると思っていても、これらの貝合わせを見ていると時期によって少しずつ微妙に違っています。
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貝合わせの内部は上下に凹凸の文様をあらかじめ付けていて、この上にも箔を貼るわけですから、作業はとても神経を使う作業になり、薄い金箔が自分の息で飛ばないように注意しながら、そーっと貼っています。
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金沢から取り寄せた金箔
この金箔仕上げした貝合わせの上から色彩を置いて行く事は、
色彩との調和の面から微妙なバランスが必要です。
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下の本は自鐘社から出された「日本の金箔」という専門誌ですがこの中で私の貝合わせのことが触れられていますから、書店で機会のある方はご覧下さい。
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みかわ工房の貝合わせや羽子板を紹介しています。
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(クリックすると大きいページに移動します)

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