キッチュって「まがい物とかまやかし」って言う意味だそうですが、私は色が派手だけれど、何か楽しい雰囲気に捉えています。
そんな気分を大事にして、ようやく大体の雛道具が完成しました。
お雛様の敷き布は、赤くて深い色合いの帯地で、清家文香さんが金箔仕上げの花びらを付けています。写真でこの色の美しさを伝えにくいのが残念ですが、とっても深くて魅力的な色をしています。
お雛様の右手奥にある「花びらのついた箱」は、高さが10cm程度の小さい桐箱で、昔の雛道具が入っていた物に、私が手描きで桜の花びらを描いてみました。
上の写真は、まだ試作でこれらのモデルを参考にして、問題点を修正してゆきます。
今回は、内裏雛が大きさは良いものの、女雛が扇を持っていないので新たに扇を持った物を作る事にしました。