良い巣箱、悪い巣箱

私の工房は、庭が森に隣接している事もあって、多くの鳥がやってきて、さえずるのを目にしたり、耳にする機会が多くあります。
今年も2組の鳥、(ヤマガラ、シジュウカラ)が玄関のガレージの上と工房の巣箱に子育てをしています。
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工房の横に付けた巣箱
これまでに、ほぼ毎年巣作りをサポートしてきた経験から申しますと、彼らの好む巣や場所には、一定の特徴があります。
1,鳥の中には、巣箱に作る鳥(シジュウカラ、ヤマガラ)と、山の中にしか巣を作らない鳥があります。(目白、ウグイス、ヒヨドリ)
2,巣箱は、鳥の天敵(ヘビ、猫)などから一定の距離を持たなければ巣箱として使おうとしない。また、最近はカラスから巣を守ってやる工夫をしなければ、巣として認めない。
私の家でも1年前にせっかく卵を産んだ所で、カラスに巣箱ごと壊されて卵がダメになった事があります。つまり、彼らは人間という敵よりカラスやヘビ、猫などの方がよほどあぶないと思っている様で、巣は窓やドアの直ぐ横でも、天敵に対して対処してあれば巣を作ってくれます。
下の巣箱は、その経験をもとに作成した巣箱です。特徴は、巣箱を針金やひもでしっかりと固定していることです。
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下の写真は悪い例で、ただ巣箱を壁に取り付けただけでグラグラするものには、巣を作ってくれません。例え作ってもカラスがたびたびやってきて、箱を壊そうとします。これだと春先にシジュウカラなどが点検に来ますが、「これは危ない」と認定して巣を作りません。
また、巣箱はネジなどでしっかり作っていないと、子供が釘で簡単に止めた物では、1年もすれば雨風で緩んでしまい、強い風やカラスがつつけば壊れてしまいます。
また、巣作りが終わったら、その年のうちに中の巣は取り除いておく事も大事です。彼らは他の鳥が作った物は利用しません。清潔で朝日が当たる程度の場所で、地面から2mは離れている事が大事です。
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