桜の散るころに

このところ、寛永雛や紫式部日記などの雛セットに、桐箱に入れてほしいという注文が増えています。(画面左下が紫式部日記の箱)
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この桐箱は、表面には何も加工していませんから、直接木部の上に絵を描くことになります。
また、この桐箱は日数が経つにつれて少しずつ日に焼けて色が落ちてくるでしょう。そこで私は、色落ちした桐の肌に、白く描いた花びらが(貝の粉を入れていますから色落ちしません)ますます浮き立って美しさを放つ予定です。5年10年したお客様の箱はどうなっているでしょう。
そんなことを思いながら、花びらを描いています。

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