【小さき物の世界】の撮影

羽子板と貝合わせの制作が終わったら、今度は【小さき物の世界】の撮影開始です。このシリーズは、昨年もほぼ完売しました。以前でしたらこのような小さい物をお子様の誕生の雛祭りに使って頂くなど、想像もしていませんでしたが、自分で小さい物を並べたりしたり、その屏風などを手作りで作っていて、「小さきものの可愛らしさ」は日本人なら誰しもが感じてしまうものです。以前朝日新聞にこの「小さき物の世界」の手のひらサイズのお雛様として掲載されたときは、全国の方から「こんなに小さいお雛様がほしかった」といって100件ほどの方からご注文がありました。最近でこそインターネットで気軽に雛人形を探される叔母さまも増えてきましたが、70歳80歳になるとなかなか宗は行きません。でもその年齢の方こそ「小さくて、かわいらしいもの」に対する愛着は、人一倍のものがあります。

みかわ工房の【小さき物の世界】

5年ほど前から、このシリーズを雛祭りの「雛壇にして頂けるのであれば、それなりにしっかりした組み合わせと「小さくても豪華」を出す様に努力するようにしています。
そのために、全てのセットには貝合わせを小さいながらも金箔仕上げにした物をお付けし、縁起物のこま犬も1,5cm大の小さいものから、5cm大の物まで幾つかの種類を作りました。
また、布も丹後ちりめんを産地から購入し、白地の正絹を染色家の清家文香さんが手描き、手染めで仕上げた物を使っています。
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