このところ、北の国のように寒かったのが、ここ2~3日暖かくなりました。そこで羽子板の下地つくり開始です。
桐の板を羽子板の形にくり抜いた物が、福岡の木工所から届いていましたから、作業にいい日を待っていましたが、ようやく晴天で風がない日がやってきました。
まず、この木を、こうして丁寧に削っていって自然なカーブを作ってゆきます。
すると、こうしてだんだんとゆるやかなカーブを持った羽子板らしい形が出来てきます。
横から見ると、はっきり角張っていた物が緩やかになってきていることがわかります。
といっても、この上にそのまま描くわけではなく、この上から下地の塗料をぬって、「ツルリ」とした画面が出来上がるまで、あと何回かの行程を歴てから、ようやく下地が仕上がります。
したがって、このように金箔になるまでには、まだまだ時間がかかります。