ひな祭りのお雛様は誰が贈る物?旦那様のご両親から、それならお嫁さんの両親からは、羽子板?などと様々な話しが飛び交いますが。
お若い夫婦にとってそれより問題なのが、「狭いスペースにどうやって雛人形を飾って、ひな祭りをする」の方が最大の関心だと思います。
マンション住まいの方は、雛飾りを置く場所を玄関やリビングのコンソールや本棚などにどうやって雛段をおくか悩まれる方も多いと思います。ネットで探せば小さいお雛様はいくらでもありますが、それがマンションやアパートの住まいでこだわりの強いご夫婦にとって本当に飾りたいお雛様かが問題です。
みかわ工房では、日本の伝統や日本的なものを研究し、お雛様の下に敷く布は、着物に使う正絹の丹後ちりめん、雛飾りの雛道具は、江戸や明治、大正に使われていた雛道具を探しだし、大きさは最大幅、40cm、奥行き20cmですから、本棚や玄関にも超コンパクトに収まります。ちいさなLEDランプで光を当ててあげれば、最高の初節句を迎えることが出来るでしょう。
写真のお内裏様は、大きさが3cmのミニサイズですが、烏帽子や桧扇にはしっかりと金箔が張られていて、光の具合できらりと光ります。
三人官女も同様で三人の官女が持つヤカンやヒシャクは全て金箔仕上げです。大きさは3cm余りです。
五人囃子は、四人がそれぞれ楽器を持ち、右手の一人が歌い手です。
私が手にしている道具は、大正から昭和初期にかけて作られた雛飾りのタンスで、大切に保管されていたものを手に入れまして、リメイク後にこの雛人形に組み合わせました。
タンスは、上下に分かれます。
このかわいいお伽犬・こま犬と、ミニュチュアの貝合わせも全て私が手作りしたものです。耳と貝合わせの内側には金箔仕上げをしています。
最後に菱餅や桜にたちばなと一緒に、お子様がちょっと大きくなってこのお雛様の周りで「ままごと遊び」をするときに使って欲しい小さなお椀も付けてみました。これで、雛人形セットの大きさはA4サイズですが、狭い場所でも工夫の仕方で日本的なひな祭りが出来るかがお分かりと思います。