昭和の雛道具職人の技

この雛道具、大きさが縦15cm×横6cm、高さが16cmの小さい物ですが、しっかりとした作りで今でもちゃんと道具をしまうことが出来る箪笥になっています。これが作られたのは今から80〜90年ほど前の昭和初期で、当時はまだ全国に本物の家具と同じような造りの雛道具を作ることが出来る職人さんが多くいたと思われます。

昭和の初期に造られた精巧な造りの蒔絵ダンス

現在では、ほとんどの雛道具が今ではプラスチック製になって、このような物を手にすることは出来なくなってしまいました。

この小箱もわずかに6×8cmの小さな物ですが、蓋や金具もしっかりと保存されていて、手前の塗り腕などは直径が2〜3cmほどで木をろくろで削って、漆仕上げの上に金蒔絵がしっかりと施されています。

小さい小箱と、2〜三人官女cmの大きさの塗り腕

長持ちも同様で、大きさは17×8cm高さが9cmの中に、当時の職人の技が結集されています。

同じく精巧な造りの昭和の蒔絵ダンス

みかわ工房もこれに合わせて小さいなサイズの貝合わせに四季の花を手描きしたり、5cmほどのこま犬を付けたりしてひな祭りらしく演出しています。

みかわ工房で造った貝合わせと狛犬たち。

 

段飾りも三段飾りの中に、日本的な美しさを感じられるような布地に色彩豊かにお内裏様。三人官女、五人囃子を配置しています。コンパクトな中に日本的な美しさを出したお内裏様です。

 

そうしてこれらをすべて並べたのが、下の写真で小さき物の世界20番になります。この並べ方は一例ですから、ご自分の好みに合わせて前後にしたり、花を添えて飾ったりといかようにでも演出できるかと思います。

小さき物の世界20番の全体写真

こうした時代は古くても小さくコンパクトで、日本の良さを持ったお雛様を現在の造りのマンションやアパートに飾って、日本古来の美しさを守り続けてほしいと思います

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