明治の花嫁衣装

私の母は、大正生まれで部屋にはこれと同じ形式の箪笥がありました。木材は桐という軟らかい木で表面が湿気を吸う為に中の着物や衣類が傷まないといった特徴が有ります。母は、私が幼い頃この箪笥の上にある引き出しから何か出し入れしていたのを覚えています。

母の思い出がある桐箪笥です。

月日が経って母はなくなり、箪笥は部屋のどこかにあります。

それが、ミニュチュアサイズになって、雛道具の職人さんが作った物が写真の箪笥です。鍵こそ付いていませんが、蝶番や金具は全く同じ物です。

明治の桐箪笥をメインにした雛祭りセットです。

このミニュチュアサイズの雛道具を生かすべく作り上げたのが、この段飾り雛です。幅が10cmで、奥行きが20cm、高さが油灯の先までで15cmほどです。

手のひらにものるような三段飾りです。

ちょこんと座った三人官女達で、金箔仕上げされたお道具を持っています。

三人官女も3cm程度の大きさです。

五人囃子はさらに小さくたかさ1,5cmほどです。鳴り物を持っています。

鳴り物を小さくてもしっかりと持っています。

こま犬や貝合わせも極限まで小さい物を作り上げて お子様がいつまでもこのおひな様で遊び事がつきないようにしています。小さいサイズの貝合わせ二組と、こま犬です。

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