湿度があって風がないとき、一番良いのが金箔張りです。金沢から取りよせた金箔を惜しみなくどんどん張って行きます。
これは貝のサイズが7cmのハマグリにほぼ金箔を張り終えたところです。店頭で売られている貝合わせの場合には、この金箔が本物の金箔ではなく、金泥それも真鍮や銅の粉を細かくしてそれを塗っていますから、時間が経過すると十円玉のように黒くなってきます。
こうして、1枚1枚に金箔を張っていくのは意外に大変です。張ろうとする金箔が風で飛ばないように窓を閉め切って、静かに作業を進めます。
これはすでに張り終えた9cm幅のハマグリです。
これは、今日やっている羽子板の金箔仕上げ作業です。1枚の羽子板には合計3〜4枚の金箔を使用することになります。
こうして、年末のご注文に迅速に応えられるように用意を進めています。