羽子板の桐箱

みかわ工房の桐箱へのこだわりについて
羽子板用の桐箱は、私たちの住む大分県
には桐箱専門の木工所がないため、福岡
県の木工所を何度か訪ねて、試行錯誤の
末現在の桐箱に到達しました。
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乾燥中の桐材出来上がった桐箱は大きな
段ボールに入って送られてきます。
この美しい形を見て下さい。桐箱の角にカーブをつけてもらう
為厚めの桐を使い、最後にペーパーで緩やかなカーブを描く
様に仕上げています。大きさ38×18×8cm
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紐を解くと緩やかなカーブをもったふたの部分が表れます。
中身の高さが6,5cmで、ふたの部分が5cmですから2cm
程度のあまりが、厚みを持たせています。
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紐が当たるふた部分には、特注で松の文様の切り込みを入れて
エレガントさを出しています。
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ふたを開けてみましょう。中には羽子板立てと、オーガンジー
に包まれた羽子板と物語の解説書が入っています。
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オーガンジーは清家文香さんの手染めです。
これがオーガンジーに包まれた羽子板です。
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オーガンジーを開くと、中から総金箔仕上げの羽子板が表れます
横にあるのは源氏物語絵巻羽子板の解説書です。
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見落とされがちですが、羽子板の下にも縮緬に綿を入れた
敷物が添えられています。羽子板を長年保管して頂く上で
大事な点です
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赤い敷き布の下には、外から回した平紐が一番底を回って
います。
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平織りの紐も強度を考えて幅広にしており安心です。
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