ようやく「紫式部日記」の貝合わせシリーズ見本が完成しました。
この貝合わせは、紫式部が宮中の出来事を細かく書き記した「紫式部日記」をもとに、江戸時代に描かれた「紫式部日記絵詞」をモチーフに制作しています。この絵詞は、現在伊予の松平家や、藤田美術館などに保存されています。
私はこの物語の中から、祝いの席にふさわしいような絵を貝合わせの中に描いてみました。
中宮が子をを抱いて「ひいなあそび」をしている様子です。
月が美し十六夜に、船を出して女性たちが舟遊びをしている様子
このような物語を五組十枚を幅8cmのハマグリに描きました。
この後これらの貝合わせは、特製の桐箱を制作し、貝合わせを敷く布も清家文香が制作予定です。また、バックには書道家に書いてもらい香り高い貝合わせシリーズにするつもりです。