アンティークなお雛様

ひな祭りが終わって時間も少し出来てきましたので、用意していたアンティークな雛道具と私が作ったお雛様を組み合わせて、清家文香さんにそのお雛様や雛道具に合った丹後ちりめんや絹地の布を染めたり、描いてもらってこのところ幾つかのステキなお雛様のセットとが完成しています。
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これは大正期の家具で、90年ほど前の漆の塗りも綺麗な仕上げの箪笥で、鍵までかかります。大きさも高さ20cmで、まさに小さき物の世界ですね
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この家具もおよそ100年ほど前の雛道具で、京都で作られた美しいとしか言いようのないほど見事な箪笥です。箪笥を敷く丹後ちりめんを用意して、お雛様と組み合わせています。大きさも驚異の11cmです。こんなすばらしい仕事が明治では出来ていたと思うと驚きですね。
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これは珍しい総桐のタンスです。大正から昭和にかけて流行した嫁入り箪笥ではないでしょうか。私の母も大正生まれで部屋に同様の物がありました。
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最後は江戸から明治に掛けて作られた、アンティークと呼ぶにふさわしい雛道具です。黒く塗られた桐箱には入っていて、出すと金具にも時代が感じられる古色をおびた色と、やや茶色の蒔絵が江戸時代を感じさせる長持ちが出てきます。これに丹後ちりめんを2枚用意して、こま犬や貝合わせをおいてひな祭り気分を出しました。ちなみに長持ちは雛段のしたで台になっています。
これらの作品の詳しい説明は小さき物の世界のホームページをご覧下さい。

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