大事な仕事

貝合わせの制作の一方では、いま屏風も進めています。

これは、寛永雛に使うもので、３枚の厚いボール紙の表面に金色の紙を貼って１枚の屏風にし、この段階で表に四季の草を描いたり、桜や松などを描き入れます。
それが終わるといよいよ仕上げになり、四方の縁に京都から取り寄せた緞子の布を貼り付けて仕上がりです。
縁の幅が一定になるように気を遣いながら、１枚１枚を丁寧に仕上げています。この縁の色は幾つかありますが、中の絵や屏風のバランスを見ながら決めています。