大正の家具とお雛様

やや大きめの衣装箪笥です。20120126_2669804

漆黒とはこの事を言うのでしょうか、しっかりとした黒漆が塗られた箪笥に一面に松の枝が波打ち、この松の枝振りの間を「鶴」が舞っています。鶴の絵は側面、上面にまで丁寧に描かれています。
「良い仕事ぶり」とはこんなものを言うのでしょうか。
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一方、お雛様は、まるでお嫁入りの様に華やかで動きのあるものになっています。ピンクに染めた丹後ちりめんのそこここには、染色家の清家文香さんが山桜の花を金箔の花を交えて丁寧に描いています。
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私も、これらのお道具にまけない様に、幸せを呼ぶこま犬や貝合わせとともに五人囃子には動きをつけたものを作り、【小さき物の世界】25番が完成しました。ほかほかの新作です。

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