下の写真は、「寛永雛」 でオーガンジー(薄い絹を染めたもの)です。以前はオーガンジー布で幾つかの種類を作っていましたが、現在羽子板集めの丹後ちりめんの方が人気があるようなのでそちらに変更しています。
これが、厚手の正絹を使った寛永雛です。現在はピンクと赤(2種類)の3種類を作っています。ただ、これは元々真っ白な正絹を1枚1枚染めてから、裏地を付けて縫い上げて、その上で表地の上に染色の清家文香が1枚1枚を手描きしますから、時間がかかります。
(厚めの正絹を使った寛永雛)
もちろん背後にある屏風も手仕事で仕上げて、私が手描き彩色した物で、屏風のヘリも絵柄に応じて京都で特別にオーダーしたものを使用しています。
また、ぼんぼりは、みかわ工房で制作していませんが、静岡にて特別に手作りして手描き彩色して作ってもらったものです。
お雛様を見ていると見落とされがちなのが、「雛壇」です。みかわ工房の雛壇は、4枚の板で骨格が組み立てられて、この上に
赤いフェルトを糊付けした台をこの階段に載せることで、雛壇が完成します。
最後に注文が決まると、通常はしたの「特製紙箱」に入れて発送の準備にかかります。
この他に、ご依頼があれば、みかわ工房で特注した「桐箱」に私が四方に
このように、しっかりとした紐で上下を止めています。
桜の花びらを手描きしてお届けもしております。