私のお雛様は、もともとが大分県の由布院という観光地で、旅行に来られた方が「おみやげ」としてお買い上げいただいたことが始まりです。
由布院「玉の湯旅館」で展示していた頃。ここに展示させてもらう中で、様々なお雛様のバリエーションが広がってゆきました。
同じ時期の「亀の井別荘」でのお雛様の展示。源氏シリーズが中心でした。
その後、全国のギャラリーなどでも雛人形を展開することも多くなってきましたが、そうなってくると、雛人形のみでは会場の雰囲気を作り上げるには無理があったので、イベント用として
このように、貝合わせや羽子板などを新作として発表し、会場にて「日本のあそび」として楽しんでいただいたような気がします。
その時に「なつめ雛」も、夏目からお雛様が出てきたら楽しいだろうと思って作ってみたことが始まりです。
この「なつめ雛」手の中に入るひな祭りとして衣装(棗の表面に立ち雛を描いた)と行為(棗を開けて、布団をひらくとその雛人形が出てくる。
この棗の中のお雛様も、日本のお布団になぞって、丹後ちりめんの布の中にふわりと入っています。このコンパクトさが気に入ってもらえたのでしょうか。
最近、この「なつめ雛」がひな祭りの雛人形として購入していただくことが多くなってきました。私もこのなつめ雛が「楽しいお雛様」とは思っていましたが、このなつめ雛だけでひな祭りをする。ということがわかりませんでした。
ご注文のあった方々にお話を聞いてみると、その方は、これから海外で住むことが予測される(ご主人が外国人)ので、「コンパクトにして日本らしさ」をもった「夏目雛」に決められたようでした。
ご注文のあった方々にお話を聞いてみると、その方は、これから海外で住むことが予測される(ご主人が外国人)ので、「コンパクトにして日本らしさ」をもった「夏目雛」に決められたようでした。
また、先日は、ハワイに住む日本人の方から、アメリカ人のご主人との間にお嬢様が誕生して、今度の初節句に「なつめ雛」か【小さき物の世界】の小箱シリーズを検討され、最終的には
この箱のなかから、
手のひらにも載るお雛様が特徴の【小さき物の世界】に決まりました。
アンティークが好きなご主人と、お雛様を箱から出して「ならべる」楽しさをお子様とともにひな祭りを楽しんでいただけたらと思います。コンパクトと豪華さが共存することが大事だと思っています。
これは、以前スイスに住む日本人の奥様が、双子のお子様のためにご購入された「【小さき物の世界】(色違いの布で2組を購入)を並べている写真を送っていただいた時のものです。
このお嬢様たちも、中学生ぐらいになっているかもしれません。