九州もあんなに続いた雨がすっかり遠のき、毎日暑さが続いています。
そんな中で、私が代表を務めるクラブで、「子供たちにソーメン流しをしてあげよう」と言う企画をして、大分市内から多くの家族連れが集まってくれました。
もともとこのクラブは、薪ストーブ愛好家が集まって薪集めの活動をしていますが、竹林が森の中に侵入して農家は困り果てているのが現状です。
だったら、これからの世代を担う子供たちに、森の成り立ちを体で感じてもらうのも良いだろうと言うことで、この日は、子供たちにノコを持たせて、どんどん竹林の中に入って行きます。そして、ほどよさそうな大きさの竹があったら、ノコで切り倒します。
始め、何が何だか分からなかった子供たちも、だんだんと理解してきます。
近くの小学校のグランドにこの竹を持ち帰り、切ったり削ったりして、箸やコップを作ります。
1時間もすると、一人一人の子ども達が何とか形にしてきました。
残っていた子供とお母さんたちは、大きな鍋でソーメンをゆでて、この付近の主婦グループにやくみを作ってもらって、いよいよソーメン流しが形になってきました。
手には、自分で切ったコップを持ち、片方には自分で削った箸を持って、いかにも得意げにソーメンを食べています。
このイベントが終わった後には、すべての食器は子供たちは持ち帰りました。やはり、自分で森に入って、苦労して切り倒し、運び出し、そして作った物ですから、一つ残らず持ち帰りました。