ご覧いただければお分かりだと思いますが、幅が12cmの蛤で、蛤では最大の大きさとなります。
この貝の内側に金箔を一面に張って、この上から顔料を使って手描き彩色した物が、この絵になります。画題は源氏物語絵巻の「紅葉賀」のシーンで、
物語の内容は「源氏が、紫の上の君の部屋の前を通ると、中では紫の上の君が待ちくたびれた様にしている様子をみて愛おしくなり、几帳越しに笛を吹いてなぐさめているところです。」
これを、布に包み桐箱に納めて、依頼主のもとへお届けします。それから、この貝合わせは中国に旅立つそうです。