以前から百人一首の貝合わせは作っていましたが、今回は3〜4cmのハマグリに5つの歌を書いて、明治の小箱に入れて見ました。大きさも手頃ですから海外の方へのお土産や、お孫様への初節句の祝いなどのお使いいただけると思います。
牡丹文様が施された明治の蒔絵小箱です。大きさが8cm×6cm×高さ7cmです。
小箱には、貝合わせ5組を収めるオーガンジーの袋を付けています。
小箱から百人一首の貝合わせ5組を出してみました。貝は天然ハマグリで内側に白地に金箔か、金箔地の貝にすべてを手描きで仕上げています。
2,春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山ーー持統天皇
4,田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつーー山部赤人
9、花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまにーー小野小町
15、君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつーー光孝天皇
33、ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむーー紀友則