以前私が手に入れていました、江戸の小箱に三組の貝合わせを入れてみようと思いました。白地のハマグリに「枕草子絵詞」に登場する雅なシーンを三組選び出して見ました。
小箱には初めから梅に鶯のような蒔絵が施されていましたが、少しだけ寂しかったので上方に丸い月を金箔で描いて、この中に横笛を吹く男子を描き入れました。いい雰囲気になったともいます。
三組の貝合わせのうち、琵琶を持っているこの絵は、右手の上皇が古くて見事な作りの名器を持ってこられて「何か弾いてみませんか」という下りです。
此の貝合わせは、部屋の外で人の声がするので清少納言が障子を開けてみると、足下に笹竹が置かれており立ち話をする男達の姿が、、
最後の貝合わせは宮殿の中に後ろ姿の清少納言と、上皇の姿を淡い色彩で描きました。
詳しい解説は、ホームページでご覧下さい。
動画にもしてみました。