みかわ工房の貝合わせについて

みかわ工房の貝合わせは、15年ほど前に中国地方の勝山町で私の個展を行った際に、和の遊びとしての貝合わせ、羽子板、なつめ、香合わせなどを取りあげたときに作ったのが最初です。

岡山県勝山町での藤原了児「雛人形個展」

勝山町での個展(着物姿の女性が棗や香合わせ、貝合わせなどを使ってあそんでいます)
その後、展示のスペースが地方から東京の日本橋三越本店 本館5階 Jスピリッツや新宿「伊勢丹」4階、特選和食器コーナーなどに移って10年ほど個展を行いましたが、その時になって本格的に「貝合わせ」を作品として取りあげるようになりました。その際に参考にしたのが下の写真にある「加賀前田家の貝合わせ」です。
加賀前田家の貝合わせ
当時は実物を見る機会が有りませんでしたから、印刷物を見てイメージしながら試行錯誤で作っていました。特に難しいのがハマグリの内側に如何にして金箔を張るかで、何度も失敗しながら作っていました。
その後、貝合わせの貝も三重県の桑名のハマグリが上質だと言うことを聞いて、まとめて取り寄せる様にして、大きさも下の写真にある、12CM、10CM、7CMと分けています。
みかわ工房の貝合わせ見本
ただ、これだけですとその後に作るようになった「紫式部日記」に入れる4cm大のミニ貝合わせにやさらに小さい【小さき物の世界】に使用する1,5cm〜3cm大の貝合わせは、都合つきませんので、大分で知り合いの料亭や、魚屋さんで買ったものを使用しています。
みかわ工房の貝合わせ見本帳
また、貝合わせの容器についても、最初のうちはあまり気にしていませんでしたが、その後博物館や三井家のお雛様を日本橋で見たりして、自分なりに木工所に頼んで作ってみるようにしています。
三井家のお雛様展で見た小さい貝合わせ
上の三井家の貝合わせセットを基に、幅10cm高さ12cm程の8角形の容器を木工所で作ってもらい、これに金箔彩色を私が施して、5組10枚の貝合わせを作ってみました。
この他にも、アンティークの文箱を参考にして、四季の花々を入れた貝合わせなども作ってみました。
みかわ工房のオリジナル貝合わせセット
この他の大作では、2年ほど前に源氏物語絵巻五十四帖を依頼を受けて製作し、約2年をかけて完成させ、この桐箱に入れてお届けしたことがあります。
みかわ工房のオリジナル貝桶
源氏物語絵巻五十四帖の一部
みかわ工房の源氏物語「貝合わせ」の一部
全ての貝合わせを並べると、このようになります。
みかわ工房の源氏物語「貝合わせ」五十四帖
その貝合わせの一部を拡大しています。
これは、その基となった加賀前田家の貝合わせです。前田家の場合には、360組という膨大な枚数ですから、貝合わせの大きさも1枚が5〜6cm大の小さなもので仕上げています。
加賀前田家の貝合わせ
みかわ工房では、このようなセットから、1枚3cm、6cm、8cm、10cm、12cmとそれぞれお部屋や、飾られるお雛様のセットに合わせた貝合わせをオーダーメイドで製作しています。どうぞご相談下さい。
JUGEMテーマ:アート・デザイン

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