昨日、千葉のS様から電話で貝合わせの御注文をいただきま
した。貝合わせ「若紫」をご希望で、そのままお孫さんの所へ
送られるとの事でお孫さまの名前をお聞きして、大体の希望
をお聞きしていると、こちらもイメージがふくらんできます。

「若紫」は源氏物語のなかで源氏が北山のとある草庵の前を
通りかかると、中から出てきた華麗な少女紫の上を垣根越し
に垣間見るところです。源氏物語絵巻では取り上げられる事
の多い場面です。
手に持っている貝は幅が10cmの桑名のハマグリです。

この内側をあらかじめ金箔仕上げにしておきます。細い筆を
使って大まかな形を書いて行きます。

庭や部屋の一部に色を置いて行きます。

部屋の中から出てきた幼い紫の上を中心に描きます。

おおかたの色が全体に付いてきました。庭には桜を描いています。

紫の上にも衣服の模様がつき外も庭らしくなってきました。

垣間見る源氏の姿も目鼻以外はほぼ出来上がってきました。

完成した源氏物語絵巻貝合わせ10cm(1組24000円桐箱入り)