「寛永雛」の由来について
寛永雛は、江戸時代前期の寛永時代に作られたお雛様で、それまでは押し絵のように平面的な立ち雛が中心であったのが、時代が豊かになってくるとこれを立体的にして宮中の束帯姿をあしらった雛人形が作られる様になってきました。

写真は、雛人形の原型となった立ち雛です。人形には幾つかの目的や意味がありますが,1つは信仰やお呪いに関するもの、2つ目は子供の遊び道具として生まれてきた経緯があります。
この2つの願いが重なったりして、季節の変わり目(節句)ごとに厄払いを人形に込めて行う儀式が雛祭りの原型となったと思われます。

江戸の寛永雛をもとにして、みかわ工房で現代に合うようにコンパクトに収納できる様に仕上げた寛永雛です。大きさは25×31×16cmで、コンパクトな中にも江戸の豪華な雰囲気は失わない様に手作りにこだわり、段飾りの布も金箔仕上げにして、お道具や桧扇烏帽子も金箔仕上げにしております。