羽子板のルーツ

羽子板のルーツ
昔の子供は誕生しても病気になる子供が多く、その年の始まりには子供に付いている厄を追い出す(はらう)という意味から様々な厄払いの風習行われたそうですが、羽子板もその代表的厄払い行事で、最初はおしゃもじのような形をしたシンプルなものを神社に奉納したり、神社で羽根つきをやったりして子供の健康を願ったそうです。そのうちに羽子板の裏表には正月の厄払いの儀式を描いたものが京都を中心に多く作られ、後に関東でも広まってきて、江戸では押し絵羽子板が流行を見せるようになったそうです。
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左義長羽子板
それと一方で、宮中や地方の大名の間では、この羽子板に金箔や蒔絵などを施して、源氏物語などのシーンを描いた豪華な蒔絵の羽子板を、京都の職人に作らせて、正月や祝儀の贈り物として用いるようになったそうです。
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冷泉家の羽子板
みかわ工房の羽子板は京都冷泉家の羽子板を手本として、天地に雲形を作ってその雲形に亀甲や桜模様の盛り上げにして、全面を金箔仕上げにしています。
そして上下の雲形の間に、「源氏物語絵巻」などの幾つかのシーンを手描きして仕上げております。従って羽子板はお子様の誕生祝いとしてだけではなく、お正月や祝いの席でいつまでも変わらぬ美しさを保ち続けます。
御注文に際しては雛人形「みかわ工房」の羽子板のページをご覧いただき、決まりましたら専用のカートにて御注文下さい。あらかじめ金箔仕上げにして置いた羽子板に1枚ずつ下から本仕上げまで私が責任を持ってお書きします。
みかわ工房藤原了児制作の羽子板

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