昨日から新しいお雛様と、こま犬（いぬばことも言います）の原型となる型作りをやっています。その名前の通りに小さいお雛様ですから作るのも大変です。
こま犬は江戸時代の本物を見てみると、およそ犬とは思えない太ったネコのようですが、犬が子供をしっかり生んで、無事に育てる事からお雛様につけてお守りにしたようです。
で、私もご要望に応えて小さき物の世界用の、それこそ小指の先ほどのこま犬を作っています。これが完成して色つけして出来上がるのは４月末かな。
これはわが家で生まれた甲斐犬の子供です。母親のツキ（自宅の犬名）は６匹生んで、無事に育て上げて熊本や大分県内の知り合いの家にもらわれて行きました。
母親犬は、生まれて間もない頃に山梨犬から飛行機で来たのに、母親になって自分の子供を育てている様子を見ていると、以前に全て母親から習ったようにして育てていました。とっても不思議です。
時々、あげた方が子供犬をつれてわが家に遊びに来ますが、母親は「だれ」と言うような顔をしています。
育てる時は懸命ですが、育て上げたら干渉しないんですね。私たちも見習いたいようなさっぱり感です。
