小さいても大きなもの

写真の内裏雛は、どれくらいの大きさともいますか。
わずか2,5cmの高さのお雛様です。雛人形「みかわ工房」で作ることの出来る最小の大きさと言ってもいいかもしれません。
桧扇には松の絵を描いて、金箔仕上げとしていますし、袖もしっかりと彩色しています。
みかわ工房がこうした小さいものにこだわるのは、全国には、より小さいものを探している方が多い事も上げられますし、小さくても本物志向の方がいらっしゃる事です。
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したがって、雛壇全体の大きさもこの14番の場合でも、横幅が14cm高さが20cmにも満たない高さになります。菱餅やたちばな等も一つ一つ手作りしています。
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この狛犬もわずか2cmの大きさです。松竹梅をしっかりと描いています。
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小さいものは、単に小さいだけではなく、その小さい中にバランスと美しさがなければ、存在感を示してくれません。
みかわ工房の【小さき物の世界】は、小さいものの中に、漆の持つ強さ、布の持つしなやかさ、雛人形の持つ可憐さ、金箔の持つあでやかさ等を組み合わせることにより、日本的な「小さきものの美」を表現するようにしています。

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