この所、九州は雨ばかりが続いています。タダの雨だけなら良いのですが、大分県の北部の日田市や中津市耶馬溪あたりは、雨が降り続いて多くの民家が水に浸かったり、流されたりしているようです。
幸い私の住んでいる所は、70m程の小高い山になっていて流される心配はありませんが、自宅のに庭に作っている野菜が育たなかったり、苗が腐れたりしています。
もう少しの辛抱で、梅雨は上がり、度は暑い夏が訪れるようになります。
それで現在は、この箱に入っている貝合わせを一つ一つ吟味して、内側に下地を作る作業をやっています。これは、この春に「源氏物語の54帖を貝合わせにして欲しい」というご依頼を受けて、進めているものです。
この写真で見ると、貝の周りがヒラヒラしていますが、これは金箔を少しずつ貼り合わせて行って、まだ周囲の金箔をはらっていない状態です。
この後に、綺麗に余分な金箔をはらって一枚一枚の貝を仕上げてゆきます。長い作業です。