新年になって完成したみかわ工房の【小さき物の世界】15番です。
赤く染めた丹後ちりめんの上にヒッソリとたたずんでいるお雛様は、わずか3cm余りの内裏雛、三人官女で、五人囃子は1,5cm程になります。雛壇全体の高さが屏風まで入れて10cm程度になります。
この雛壇だけでは寂しいので、小さいスペースながらさながらお姫様のお嫁入り道具のように、箪笥、長持ちに加えて福が来るという貝合わせやこま犬なども付けています。
これが、内裏雛の拡大写真です。手にしている油灯も土と江戸組み紐を使って丁寧に手作りしています。もちろん屏風も1枚1枚手描き彩色して、京都から取り寄せた緞子を周りに巻いています。
これは、その五人囃子の拡大写真で、わずか1,5cm程ですが一人一人の囃子さんはちゃんと楽器を持っています。
貝合わせと桃と橘の写真です。これも1つ1つは1,5cmあまりで、私が1つ1つ手作りで仕上げた物です。
蒔絵箪笥です。作られたのは大正から昭和の初期に京都か静岡で作られた物と思われます。非常に精巧で丁寧な仕事がされています。