これは、以前東京国立博物館で行われた「江戸時代のお人形」展の写真資料です。



詳しい内容は、東京国立博物館のブログでご覧いただけます。
さて、下の写真は、私が今回手に入れた雛道具で、おそらく江戸時代に同じ職人が普及品として作ったものでしょう。全体の大きさ、金具の形、引き出しの形など全くといっていいほど同一のものです。単なるミニュチュアでは済まされない美しさを持った工芸品です。

右手の箪笥は、重箪笥と言って上下に重ねて置くようになっています。金具はすべて手作りで、取手の一つ一つまで丁寧に打ち出して作られています。

金具の細部を見て下さい。

漆に施された蔓の絵柄も生き生きとした表現がされています。

重ね箪笥の下には、小さな扉があり、これを開けると

2つの引き出しが付いていて

引き出すと、小さい2つの引き出しかと思ったら、奥に隠し箪笥が隠れていました。こんなところまで実に精巧に作られています。

長持ちも同様に牡丹蒔絵の手描き蔓文様になっていて、精巧な金具が幾重にも施されています。
小箱も留め金などは、1つ1つ金属を打ち出して作り上げたものが使われています。
これらの雛道具は、いつか【小さき物の世界】の一つとして、後日ホームページに掲載させていただきます。