新年用のお正月羽子板の制作に苦労しています。

先月から描いている羽子板も、1ヶ月ほどかかってようやく完成しました。

この所、ほとんど週末は、カヌーに関する催しをやっていましたから、制作は平日の昼間になっていましたが、自分の中でイザ描こうと思っても製作が進まない日が続いていました。

源氏物語絵巻羽子板の桐壺です。

 

それが、先週、賀来 飛霞(かく ひか)という本草学者の水彩画をみてから、自分が取り組まなけれいけないことが見えてきたような気がして、そこからはスーッと完成しました。

「寛永の華」の羽子板と貝合わせ

私のような仕事は依頼者から注文が来ると、一定の期間に「完成」という目標に向かって進まなければなりませんが、その期間に作品の中に自分なりの「完成」という域まで達しないと納得のあるものになりません。
これは、自分の中の葛藤ですが、この産みの苦しみを忘れないようにしないと、届けられた人に心が伝わらないような気がしています。これからも頑張りたいと思います。

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